老後の楽しみのために始めました。
三味線はたった3本の糸で、虫の音から「道成寺」「勧進帳」のようなドラマティックなものまで弾くことができ、とても奥深いものだと思います。
おかげで歌舞伎を観る楽しみもできました。
稽古場は谷根千の真ん中根津にあり、散策にもとてもよいところです。
先生はまだお若いのでチャレンジ精神が旺盛で舞台出演も多く、またいろいろな企画を立てて私たちを楽しませてくださいます。
歳のせいで暗譜がなかなかできませんが、「継続は力なり」できる限り三味線を続けたいと思います。
お弟子さんの声
老後の楽しみのために始めました。
三味線はたった3本の糸で、虫の音から「道成寺」「勧進帳」のようなドラマティックなものまで弾くことができ、とても奥深いものだと思います。
おかげで歌舞伎を観る楽しみもできました。
稽古場は谷根千の真ん中根津にあり、散策にもとてもよいところです。
先生はまだお若いのでチャレンジ精神が旺盛で舞台出演も多く、またいろいろな企画を立てて私たちを楽しませてくださいます。
歳のせいで暗譜がなかなかできませんが、「継続は力なり」できる限り三味線を続けたいと思います。
私が三味線を始めたきっかけは、周りの人がしていないことをしてみたい、なにか夢中になれることをしてみたい、という思いからでした。
最初の頃は、難しいし、続くかな?と思ったこともありました。
でも少しずつですが弾けるようになって楽しいと思えるようになりました。
今でも人前で披露できる腕前ではないですが、三味線に出会えて本当に良かったと思うし、スキルアップできたと思います。
これからも、もっと上手になれるよう頑張っていきたいです。
4年前から小唄を習っているのですが、三味線がもっと上手になりたくて長唄を習おうと決め、こちらの門を叩きました。
お稽古が、古典曲の習得と技術をより磨くテクニック篇との二部構成になっている所が、色んな曲を弾いてみたいという自分の希望に合っていたからです。
長唄には理路整然としたイメージがあったのですが、実際に触れてみるとやみつきになるおもしろい旋律がいっぱいあり、それを自分の手で弾けるようになれると本当に楽しいです。
歌舞伎や長唄の知識はほとんどなかったのですが、江戸の雰囲気が好きで、ただ「三味線を弾いてみたい」という気持ちで習い始めました。
お稽古で初めて長唄の詞を知って、とても情緒があり、美しいと感じました。
そして、その内容や背景がわかると、どんどん興味が広がっていきます。
楽譜通りに弾くのはおろか、そこには書かれていない“間”やテンポの変化に、なかなか頭と手がついていきませんが、先生のご指導は具体的でとてもわかりやすく、楽しく通わせていただいています。
長唄の名曲『連獅子』の間狂言(あいきょうげん)である『宗論(しゅうろん)』を知らなかった私は、ある日先生に質問した。「『宗論』って何のことですか?」と。先生はおもむろに三味線を手に取ると、その場で「こんなのですよ」と『宗論』のさわりを弾いてくださった。
その時の感動をどう表現したらよいだろう?
本物の「芸」とは、人を一瞬にして異空間に連れて行ってくれるものだ―。
あたかも歌舞伎座のかぶりつきで「連獅子」を観ているような錯覚を覚えた。
ん十年(?)前に大学の長唄研究会で初めて「長唄」というものに出会い、仲間たちと合奏する楽しさは経験していた。けれども現在伊十冶郎先生には、三味線の「音」の奥深さと曲それぞれの解釈と表現を教えていただいている。そして、長唄の詞章を豊かに彩る「掛け詞」「縁語」などの数々…。
私にとって月4回のお稽古は、江戸時代から庶民に愛され連綿と受け継がれてきた「江戸長唄」の魅力に触れる贅沢な時間なのです。